遠回りのような「対話」が、組織の体温を上げてくれた。
福村 和之さん・小林 愛実さん|新潟市役所職員
新潟駅・万代地区周辺エリアプラットフォーム|「にいがた2km(ニキロ)」の新たな魅力と価値を創出する取り組み
新潟県新潟市中央区
次代を担う若手ワーキンググループに伴走し、メンバー発案の企画を実行までサポート。確かな成功体験を糧に、受動的な集まりから主体的な意見が飛び交うチームへと変化しました。

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https://lvs.inquiry-llc.com/result20251/
小さな成功体験が育んだ、主体的な熱量。
企業・団体・行政が参画する「新潟駅・万代地区周辺エリアプラットフォーム」は、今年で設立3年目を迎えます。官民連携の土壌は整いつつあるものの、民間主体のアクションが生まれにくい現状に、次の一手を模索していました。そこで、昨年立ち上がった若手ワーキンググループの活動で、ベンチャーバディの力を借りることに。企画の発案から運営まで自発的に動ける組織づくりを目指しました。
5ヶ月間の挑戦を経て、万代シテイで毎年開催されるクリスマスマーケットの盛り上がりを後押しするプロジェクトが誕生。5社の若手メンバーが各社の強みを持ち寄り、限られた予算と時間の中で実行まで走り抜けることができました。来場者数の増加という目に見える成果以上に大きかったのは、参加者に主体的な熱量が宿ったこと。一度芽生えた主体性は、次なるプロジェクトを動かす原動力となっています。
立ち止まり問い直す時間が、自走への近道。
事務局としてプロジェクトを動かす際、つい「早く形にしなくては」と焦り、我々に見えている正解を提示してしまいがちです。また、日々の業務に流されて、十分な振り返りや検証の時間を取れないことも少なくありません。でも今回は、バディの横尾さんの視点に助けられて、そもそも私たち事務局側が、「何のためにやるのか」「どうなると良いのか」を問い直す機会をいただきました。
一歩引いて進め方を熟考し、自らの在り方を確認する。この回り道にも思える時間こそが、結果として納得感を持って前に進む足掛かりとなりました。若手ワーキングループに対しても、同じように深掘りに丁寧に時間を割いたおかげで自分ごと化が促され、クリスマスマーケット企画での爆発的な推進力へとつながったのだと感じています。
質の高い越境体験は、共創の未来を描く糧になる。
若手ワーキンググループは、今期の反省点から次の一手を考え始めています。その頼もしい姿に応えるべく、我々も全参画団体を巻き込む仕組みづくりや大学生との連携など、より開かれたプラットフォームの在り方を模索し続けたいと思います。 今回得られた中で一番の収穫は、新しい視点をもらい、思考の次元が一段引き上がるような感覚を得られたことです。多様な属性が交わる場を運営する私たちは、ある意味では「越境体験を生み出す立場」でもあります。だからこそ、自らがその価値を深く体験し、本質を肌で感じられたことは、何より有意義でした。ローカルベンチャーシップは、次代を担う若い世代はもちろん、異なる領域を繋ぐ場で奮闘するすべての方々に体感していただきたいプロジェクトです。