福村 和之さん・小林 愛実さん×横尾 誠太郎さん|新潟駅・万代地区周辺エリアプラットフォーム(新潟市都市政策部)
新潟駅から万代、古町をつなぐ新潟市の中心エリア「にいがた2km(ニキロ)」。このエリアの魅力向上を目指し、企業・団体・行政の連携によって誕生したのが「新潟駅・万代地区エリアプラットフォーム」です。設立から3年が経ち、2024年には次代を担う若手ワーキンググループが発足しました。しかし、これまでの活動の多くは行政提案型。民間の参加者から主体性を引き出す仕組みづくりに難航していました。そこで今回、ベンチャーバディに若手ワーキンググループへの伴走を依頼。参加者一人ひとりが主役となり、具体的なプロジェクトが立ち上がる状態を目指します。
福村 和之さん・小林 愛実さん (新潟市 都市政策部)
前例に捉われない場づくりを求めて
ローカルベンチャーシップは以前から関心があり、「いつか新潟市でも活用したい」と考えていました。今回、あえて市主体の事業ではなく、官民連携のプロジェクトを選択したのは、外部人材の機動力を最大限に活かせそうだと思ったから。「行政的」な発想にとらわれない進め方で、若手メンバーにどんな化学反応が起きるのか。その変化への期待を胸に参加しました。
横尾 誠太郎さん (大学4年生)
興味のあった「まちづくり」の現場に飛び込むチャンス
幼少期からまち歩きが好きで、その街にしかない魅力を探すことにワクワクを感じていました。大学4年生の夏、就職活動を終えたタイミングで母の紹介でこの取り組みを知り、まちづくりに関わるチャンスだ! と応募。春からは全く異なる業界に進みますが、たくさんの人が携わる大きなプロジェクトに参加できることも、この機会にいろいろな方と対話できることも、とてもワクワクしました。
【プロジェクトテーマ】
企業・行政・団体が連携する場で、自発的な挑戦が生まれる仕組みをつくりたい!
企業・行政・団体が連携する場で、自発的な挑戦が生まれる仕組みをつくりたい!
[week1] 想いの分かち合いから始めたキックオフ
7月末、古町ルフルに集まり、お互いの想いを共有する対話からスタート。「行政組織は硬いイメージがあったけれど、温かい雰囲気で驚いた」と振り返る横尾さん。2時間かけて、いま抱えている課題やプロジェクトのゴール設定を検討しました。伴走者となる事務局側の一歩目はどうあるべきか。その輪郭を模索する時間となりました。
[week3] バディのおかげで得られた「立ち止まる時間」
対話を重ね、次の若手ワーキンググループの集会では組織のビジョンと個人の「やりたい」を紐付けるワークショップを行うことに。実は、このアプローチは横尾さんのアイデア。「横尾さんの声に応えていくうちに、普段の業務ではつい飛ばしがちな『なぜ取り組むのか』を深掘りする時間を自然と持てました。遠回りのようですが、私たちにとっては一番の近道だったように思います」と福村さん。
[Week 5]思考を深める旅を経て、企画の種が発芽
横尾さん主導で「10年後の理想の一週間」を語り合うワークショップを実践。大学での経験を活かした心理的安全性の高い場作りにより、活発な意見交換が実現しました。その後、外部講師を招いた事例学習を経て、9月には各自のアイデアから取り組む企画を一つに絞ります。今期は、万代シテイで開催される冬のクリスマスマーケットへの参画プロジェクトが立ち上がりました。
[week17] 小さな成功体験が、次の一歩を加速させた
最終的に、5社の若手メンバーが各社の強みを持ち寄り、「推し活」を絡めた4つの企画を形にしました。クリスマスマーケットの来場者数は、前年比約1.6倍を記録。アイデアを出すだけで終わらせず、自分たちの手で実行しきったことが大きな成功体験となり、その後の定期集会ではより主体的な意見が飛び交うように。組織として、確かな手応えを得る結果となりました。
[week10] スタッフ向けオンライン説明会を開催
渡部院長へのプレゼン後に新しい施策が加わり、最終的な取り組みは「17時以降のインセンティブ支給」「土日の予約料金の導入」「離職者ネットワークの構築」に決定。本格運用に進む前に、スタッフの皆さんへの説明会を実施しました。参加者アンケートをもとに更なるブラッシュアップを加え、いよいよ実装に向けた仕組みづくりがスタート。3ヶ月間で制度実行とまではいかなかったものの、確かな一歩を踏み出すことができました。
プロジェクトオーナーの基本情報
| 会社名 | 新潟市都市政策部 |
|---|---|
| 業種 | 行政機関 |
| 事業・ サービス内容 | 都市計画の調整・立案、新潟駅前の都市整備、都心のまちづくりの企画・推進 |
| 所在地 | 〒951-8554 新潟市中央区古町通7番町1010(古町ルフル5階) |
| WEB | https://niigata2km.news/ |