小林 紘大 さん×柏谷 雄斗さん｜株式会社新潟家守舎（工務店の企画支援業、建築プロデュース、エリアマネジメント他）
弊社は私と正社員１名を中心に、多彩なパートナーと協働しながら「じぶんのまちを、じぶんのことに。」をキーワードに5つの事業を展開しています。多くの方から支援をいただいている一方で、組織内では私がプレイングマネージャーとして稼働を続けないと回らない業務の属人化が課題に…。先々を見据え、各事業を自律的に運営できる組織を目指した転換期を迎えていました。本プロジェクトを通じて、正社員とフリーランスの中間となるような全く新しい働き方「複業社員制度」を構築し、新しい組織の形を模索します。
小林 紘大さん (株式会社新潟家守舎 代表取締役)
互いにスキルを活かし、補い合う。 これからは「複業」でキャリアアップの時代。
これまで建築というハードと、まちづくりというソフトの両面からさまざまな場づくりに携わってきました。新潟家守舎は自社事業を外部パートナーと進めながら、私自身もパラレルワーカーとして組織を横断して活動しています。この柔軟な働き方を加速させるため、働き方に新たな選択肢をつくろうと考えているときに、このプロジェクトを発見。バディ（これも新しい選択肢！）と共につくれたら面白そうだと思い参加を決めました。
柏谷 雄斗さん(大学院1年生)
絶対に自分の糧になる。 距離の壁を乗り越えて参加を決意。
本プロジェクトを知ったきっかけは、主催者である山本さんからのご紹介でした。以前、高校生の探求学習を伴走支援する活動でお世話になったことがあったんです。その山本さんが主導するプロジェクトなら、必ず自分の糧になると直感。学部在学時もさまざまな活動に取り組んできましたが、今までとは違う環境に身を置けそうだという強い期待とともに山形県から参加しました。
【プロジェクトテーマ】
正社員とフリーランスの中間とは？
地域の働き方をアップデートする「複業社員制度」を創設したい！
［week1］初日に3カ月分のスケジュールを共有
経営者への事前勉強会を受けて得た気づきから、これまでの教えながらマネジメントをする関わり方とは違う手法に挑戦することを決意した小林さん。進捗確認や意見交換のための時間はオンラインで毎週30分のみと決め、初回打ち合わせで一緒に3カ月分の作業スケジュールを作成。そこからは、バディに任せる形で進める方針でスタートしました。
［week2］課題図書とnote記事から情報を整理
最初の3週間は、複業を希望するメンバーに向けた説明資料のたたき台を制作する期間。バディの元に複業社員制度を作るにあたって参考になりそうな書籍を課題図書として3冊送りインプットを依頼。柏谷さんも新潟家守舎のことを知るために、自主的に小林さんがnoteに書き溜めてきた記事を30〜40本ほど読んだそう。これらの情報を元に、制度に盛り込むべき項目を洗い出していきました。
［week4］未来の複業社員へヒアリングを実施
続いて、質問リストを作成してもらい2週にわたって外部パートナー3名へのヒアリングを実施。ここで初めてバディとの直接対面が実現。1人目のヒアリングを対面で実施することが主な目的でしたが、柏谷さんは「代表から連絡がスムーズに返ってきやすい時間帯」の情報などをメンバーから入手し、チームにうまく溶け込めるよう意識して業務に取り組みました。こうした努力の甲斐もあり、さらに意思疎通が円滑になりました。
［week6］2カ月でガイドラインの叩き台が完成
ヒアリングを経て、制度の詳細や複業社員への保証・福利厚生だけでなく、複業社員制度の存在意義、雇用による企業側のメリットなどをまとめ、たたき台となる『（株）新潟家守舎「複業」に関するガイドラインvol.0.0.1』 が完成。ここで、柏谷さんから「新潟家守舎の採用に関しても、改めて資料をまとめてはどうか？」と提案があり、その制作も追加でお願いすることになりました。
［week9］中間成果発表会に向けてラストスパート
プロジェクト終了まであと3週間ということで、新潟に来てもらって対面で発表に向けた仕上げの打ち合わせ。ミーティングの合間にはせっかく来てくれたので、建築会社らしく塗装体験もしてもらいました。ガイドラインvol.0.0.1は社労士さんにリーガルチェックを依頼。今後の進め方を検討しつつ、複業社員が増える未来を見据えて新潟家守舎のバリュー（価値観）の言語化にも着手しました。
​プロジェクトオーナーの基本情報
​会社名
株式会社新潟家守舎
​業種
建築業
​事業・
サービス内容		工務店の企画支援業、建築プロデュース、エリアマネジメント、メディア制作、動画配信
​所在地〒951-8067 新潟市中央区本町通7-1098-1 WorkWith 本町 B-3
​WEBhttps://niigata-yamorisha.com/
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