バディやコーディネーターとの出会いが、何よりの財産。
羽賀 万起子さん
ゆめのき学園|学童保育運営、児童福祉施設運営、子育て・育児支援サービス他
新潟県新潟市
ゲーム要素をビジネスに活用する「ゲーミフィケーション」をコンセプトに、ボードゲームを使った研修プログラムを開発し、新たに研修事業を立ち上げます。
ボードゲームを活用したオリジナルの研修プログラムが完成。
ゆめのき学園は、子どもたちの居場所に関わるさまざまな事業を展開していますが、その一つにボードゲームを活用したワークショップがあります。これまでは個人向けに実施していましたが、法人向けに組み立て直したいと考え、本プロジェクトに参加。新たに研修事業を立ち上げて、収益の安定化へとつなげるための挑戦でした。
3カ月の成果は研修プログラムの完成まで。新事業の立ち上げという側面から見ると、成果が低いように感じられるかもしれません。ですが、プロジェクトの成果以上に大きな成果があり非常に満足しています。それは、素晴らしい人材とつながれたこと。特にバディの絵里香さんは研修事業のフォローアップに留まらず、外部パートナーとして協働していけそうで、私にとっても、ゆめのき学園にとっても、大きな財産を得られました。
学びを学びのままにしない環境設計に感謝。
このプロジェクトはプロジェクトマネジメントの「実践の場」と、そこで意識すべき考え方や具体的な方法論を学べる「事前勉強会」がセットになっています。経営やマネジメントに関しては独学で、リーダーとしての弱さを自覚していた私にとって、この学びの機会が非常に有意義でした。事前勉強会はオンラインで受講後にアーカイブ映像をいただけて、何度も見返すことができた点もありがたかったです。
また、組織に属さず上下関係が発生しないバディとのコミュニケーションから、さまざまな気づきを得ました。フラットなつもりでも、自分の視点に思い込みや決めつけが入っていたこと。組織の中では、どんなに対等であろうとしても発言の影響力は対等ではないこと。自分の見方と見られ方を再認識したことで振る舞いが変わり、仕事がしやすくなったように思います。
立場や環境の変化が、自分の視点を変えてくれる。
進行管理を担うコーディネーターがいてくれたことも今の私にとっては貴重な体験でした。作業の遅れを指摘されて、同じように私から指摘された時のスタッフの気持ちを体験できたように感じました。リーダーになると、どうしても誰かから指摘されたり管理されたりする機会は減っていくので、普段とは違う立場を経験できるのも、このプロジェクトの醍醐味かもしれません。 誰にとっても勉強になる素敵な機会ですが、人間関係や職場環境が固定化している経営者やリーダーには、特におすすめしたいです。普段とは違う「人との出会い方」は、それだけで多くの発見があり、想像もしていなかった自分の思い込みに気づけるはず。これまでとは別の角度から物事を捉えられるようになるだけで、働きやすさも仕事の成果も大きく変わっていくと思います。